滋賀ウエディングアワード2024
■滋賀ウエディングアワード2024密着レポート~プランナーの存在価値とは~
2025年2月20日、滋賀ウエディング協議会が主催する「第7回滋賀ウエディングアワード」が行われました。コロナ禍を経て「プランナーの存在価値」が高まった結婚式と、それを伝えるプレゼンテーション能力の巧みさが伝わる回となりました。中でも際立っていたのが「ホテルボストンプラザ草津」に所属する和田梨沙さんです。前回の審査員特別賞に続き、今回は見事グランプリを受賞されました。
■グランプリ受賞者:和田梨沙さん(ホテルボストンプラザ草津)が手掛けた結婚式
プランナーの存在を“スパイス”に例えた和田さん。結婚式の軸はあくまで新郎新婦であり、プランナーは「ひと味違った結婚式にするための調味料」だと話しました。
担当した新郎新婦からは、以下の4つを行いたいとの希望が挙げられました。
・交際が始まった高校時代から撮りためた写真をたくさん飾りたい。
・新郎の大好きな漫画作品の要素を取り入れたい。
・新婦は手紙で親への感謝を表現。新郎は両親の結婚記念日に結婚式を行い、当日サプライズで「ありがとう」と一言伝えたい。
・新婦の大親友の美容師に、お色直しでヘアカットしてもらいたい。
これらに対して、和田さんは「もちろん叶えることはできますが、中にはゲストファーストにならない点も」とプロならではの視点で提案。みんなが楽しめる結婚式を作り上げていきます。
和田さんはふたりの結婚式の“スパイス”となるよう、以下の提案を行いました。
・等身大のフォトパネルも飾る、写真をたくさん使ったウェルカムギャラリーの設置。個性的な上に、ゲストをふたりの世界に誘う効果も狙えること。
・新郎が好きな漫画の出陣シーンに合わせて仕掛け人(新郎友人)が立ち上がり、鬨の声を上げる演出。返信はがきで余興のお手伝いを申し出てくれたご友人の出番が作れる上に、『歓声の中を練り歩きたい』というふたりの夢も叶えられること。
・新郎が両親に感謝を伝えるシーンで、両親とハグをする時間をプラス。ハグの時にずっと伝えたかった思いを話すこと。
・ヘアカットは披露宴後に行い、2次会でお披露目に。ゲストとの時間をしっかり過ごしたいため余興を取り入れなかったふたりの思いから、中座が長くならないことを重視。
式後、新婦から次のような言葉が寄せられたそうです。「今思うと以前の私は自分のことしか考えていませんでした。私たちでは気づけないところまで教えてくれた和田さんのおかげで、ゲストも私も楽しめる結婚式ができました!」
■グランプリ受賞者:和田梨沙さんの受賞コメント
「おふたりとの出会いはブライダルフェアでした。1件目にご来館いただき、他式場を4~5件を見学された後、『和田さんが一番話しやすかった!』と帰ってきてくださったんです。
そんな経緯もあり、おふたりには私が聞きたいと思うことをすべてお尋ねすることができました。新郎新婦とプランナーが意見を率直に言い合える関係性を築けたからこそ、結婚式に対してもより良い提案ができ、結果として“スパイス”の効いた、より味わい深い一日になったと思います。」