あいはぐ♡トークセッション【Daisy flowers代表の中島祥子さんとおしゃべり】
「婚活のためのライフデザインがあると聞きました。
保険のライフデザインみたいなものでしょうか?」
草津市在住・Qさん(仮名)
婚活のためのライフデザインは私たちが提案する活動の基礎となるもの。2021年のDaisy flowers開業時から取り組んでいます。
言葉は同じですが、「何歳の時に〇〇をして、いくらかかって」といったマネー知識のライフデザインとはまるで違います。おひとりおひとりと向き合って、過去~現在~未来までをじっくり聞き取り、点と点を線で結びながら描いてゆくのが「結婚生活のライフデザイン」です。
相手探しの前にまずライフデザインを。
婚活がうまくいかないと悩んでいる方のお話を聞くと、やみくもに探していることが多いようです。やみくもに探していてもピンとくるはずがありません。
結婚相談の場ではよく「どんな人がいいですか?」という問い掛けがなされます。
しかし、私はそこに「待った」をかけたい。
「どんな人がいいか?」を目的にすると、お相手のスペックばかりが気になり、また結婚後もお相手の人生に乗っかってしまいがちです。そのような人生は一見楽に見えて、心の中は一人でいるより寂しいもの。
「お相手頼みの人生ではなく、自分自身の人生を行きたい」「自分自身をしっかりと持って、対等な結婚生活を送りたい」と願うなら、何より先に「自分はこう生きたい」というのがなければなりません。
「どんな人がいいか?」を問う前に、「どんな結婚生活を送りたいか?」をきっちりデザインしておく必要があると思うんです。
しかし、結婚生活のライフデザインを一人で描くのは難しさも伴います。そこを手助けするのが私たちカウンセラーの仕事です。
ちなみに、「どんな結婚生活を送っていたいですか?」という問いへの答えは意外と共通しています。「平日は共働きで、どちらかが保育園にお迎えに行って~」とか、「休日は公園に遊びに行って、ショッピングモールに行って、一緒にご飯つくって~」とか。理由も「自分の親がそうだったから」とか地に足の着いたお話が多いです。「理想の人」に理由はないけど、「理想の結婚生活」には理由があるもの。私からは「それを叶えましょうね」とアドバイスしています。
お見合いで、自分の想定が合っていたか答え合わせ。
ライフデザインが描けたら、やっとお相手について考える番です。「こんな人がいい!」というイメージは変わることがあってもOK。
そして「私のライフデザインにはこんな人がぴったり!」と想定することができたら、実際に会ってみましょう。人間の心と身体は違うもの。実際に会ってみると、「理想的すぎて自分らしくいられない」なんてこともまれにあります。そうなってしまったら次のお相手を探しましょう。自分のライフデザインがあれば、どんな局面にあってもきっと自分らしい婚活ができます。
お見合い=「自分らしい人生を共に送ることができる人か確認する場」と捉えれば、以前より少しだけ自信を持って出会いに臨めるのではないでしょうか?
■Daisy flowers代表・中島さんのPROFILE
大学卒業後、出版社で人事を経験。採用業務で大学生や新入社員の相談相手を務めた。滋賀県で結婚し、3人の子育てに専念する時期を経て、結婚相談所に再就職。2021年3月、自身の結婚相談所を立ち上げ。